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防災と不動産

執筆者の写真: 店主店主

更新日:2023年9月2日

本日は東京都内で、今年初の猛暑日を記録したそうです。

八ヶ岳は避暑地らしく、エアコン無しで何とか過ごせておりますが、甲府辺りは灼熱でしたね。



さて今日は防災について、不動産の観点からお話したいと思います。



不動産と防災といえば、真っ先に思い浮かぶのは、耐震性や防火性ですよね。

新耐震基準なんて言葉、皆様も耳にしたことがあるのではないでしょうか。


大規模な震災が起こるたびに、想定し得ない被害が発生する。

新たな基準でその震災に耐えうる建物を建築する。

しかし、更に未曾有の災害に見舞われる。

また、新たな基準を設計する。

そうして、今日においては、2000年施行の耐震基準が利用されています。


もちろん新築を建てる時やお家を借りるときには、皆様も勉強したり、不動産屋さんから説明を受けたりすると思います。(ハザードマップ等も含めて、宅建士による重要事項説明の内容にもなっています。)

このあたりは皆様も今後知っていかれることと存じますので、

今回は八ヶ岳ならではの防災と不動産についてのお話をしたいと思います。


北杜市・八ヶ岳は移住先人気や実際に移住者の増加が見られる全国でも珍しい場所です。

子育て支援や快適な気候、都心へのアクセス等理由は多々あると思いますが、

「災害時を考えて」という理由も決して少なくない意見だと思います。


ひとたび災害が起きれば、首都機能は麻痺し、物流・交通・生活インフラは停止します。

これは地震や停電時のみならず、コロナ禍においても感じました。

今後絶対に起きるといわれている首都直下地震。南海トラフ巨大地震。

また、富士山の噴火や食料危機。そして、国際紛争・戦争等による有事。


そんな時に考えるのは避難先やそこでの自給自足だったりします。

例えば私の自宅には井戸があります。

また、北杜市の各所に湧き水や無料の水くみ場があります。

そして、ほとんどの人が、畑をやっているか、家庭菜園をしています。

玄関にお野菜が置いてあったり、育てたお野菜をお裾分けをしたり、そういう文化がまだ当たり前に息づいています。

お客様には、別荘に食糧庫や避難シェルター等を検討される方もみえます。

ご自宅に防災グッズを置いたり、耐震性を高めたりされる方は多いですが、

これからの時代は、避難先を本気で検討しないといけないのかもしれません。

戦時中、疎開が行われたように。


私のお客様でも、普段忙しくて利用できない別荘を、有事の時に利用できるように、管理をお任せ頂くケースもあります。

せっかく、北杜市に住まいを持つなら、家づくり、家選びにも新時代の観点が求められるのかもしれません。


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